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ゼロカットシステムの仕組みとは
海外FXを始める前に、理解しておきたいのが「ゼロカットシステム」です。
「ゼロカットシステム」とは、国内FXでは採用されていないシステムですが、海外業者の多くが積極的に取り入れています。
今回は、「ゼロカットシステム」について解説していきます。
「追証がゼロ」になるシステム
どんなに優れたトレーダーでも、プラスばかりでなくマイナスが出ることも当然あります。
急な相場変動などで所有している銘柄が大幅に値下がりしてしまったとき、その損失分を補填してあげる必要が出てきます。
その補充する必要がある「保証金」のことを「追証(追加保証金)」と言います。
このマイナスの事態をプラスに好転できるのが「ゼロカットシステム」という仕組みです。
国内FXの場合、「ゼロカットシステム」を採用していないので、マイナス分はトレーダーの負債となり「追証」を払う必要があります。
ところが、海外FXの場合は「ゼロカットシステム」があるので、証拠金以上のマイナス分は業者が負担。
つまり、マイナス分をカットして「ゼロ」にリセットしてくれるので、「追証」が発生しないのです。
メリットだらけのゼロカットシステム
「ゼロカットシステム」のメリットを、具体的に挙げていきたいと思います。
①膨大な借金を背負わなくてイイ
取引をおこなっていると、調子のイイとき・そして調子の悪いときが当然あります。
調子のイイときは利益が上げられるものの、調子の悪いときには思うように利益が上がらず損失ばかり伸びてしまうこともあります。
そして、損失を恐れるあまりに消極的なトレードしかできず、調子がさらに下がる・・・という危険も。
こうした負のサイクルに「待った」をかけてくれるのが、「ゼロカットシステム」の良さです。
「ゼロカットシステム」は、証拠金以上のリスクを追わなくてもいい仕組みになっているので、たとえ赤が出たとしても膨大な借金をしょい込まずに済みます。
100万円や200万円の多額な借金を抱えてしまう場面でも、「ゼロカットシステム」があればマイナス分はすべてカットしてくれます。
当然、証拠金分は損失しているので「だから問題ない」という訳ではありませんが、それでも借金を抱えなくて良いというのは大きなメリット。
積極的なトレードで調子をあげるきっかけにもなるでしょう。
②着実に利益を追える!
「ゼロカットシステム」と聞くと、マイナスがチャラになるという利点ばかり強調されますが、実際にはそればかりではありません。
損失に悩まなくてもいいということは、「利益を上げること」により集中できるということ。
目先の負に目を奪われなくても良くなるため、より長期的な視線で運用をおこなっていくことができるようになるのです。
ゲームなら「後ろに戻る」が少なくなるので「着実に前に進めるようになる」といったイメージです。
過去の功績に捉われずに済むので、お金をふやすことだけに特化していけるようになります。
「ゼロカットシステム」を採用の業者にしてから、利益が上がったというトレーダーも数多くいるようです。
ゼロカットシステムのある信頼できる業者を選ぼう
「ゼロカットシステム」は、大きな借金を背負うリスクをなくし、トレーダーの意識にも良い影響を与えてくれます。
海外FXでは、この「ゼロカットシステム」を採用している業者が多くあります。
ですが、中には「ゼロカットシステム」採用をうたっておきながら、いざという時に発動しない詐欺まがいの業者があるのも事実。
詐欺ではなくともあまりに大きな大暴落で、業者側の負担が大きくなりすぎて倒産してしまう、なんて業者も。
その点、XMは2015年にスイス国立銀行の政策変更により起きた大暴落「スイスショック」の際にも、全ユーザーのマイナス分を負担。
「会社の運営も問題ない」と公式に宣言しています。
世界中に多くのトレーダーを抱えるXM側の負担は、気が遠くなるほどであったと想像できます。
でありながら、このような誠意ある対応をしたXMは、非常に信頼できる海外FX業者と言っても良いでしょう。
ゼロカットシステム執行のタイミング
前章で、XMは信頼できる業者と説明しましたが、SNSなどではXMのユーザーの中から「ゼロカットシステムが適用されない」という気になる声が上がっていることがあります。
ですが、これにはきちんと理由があり、1番の理由としてはXMの「ゼロカットシステム」が執行されるタイミング。
これを理解しておく必要があります。
スグに執行されない場合もある
「XMのゼロカットシステムを期待していたのに、損失の数字が変わらない。」
このようなときは大きな借金を抱えてしまったようで、ドキドキするものです。
実はXMの「ゼロカットシステム」の施行は不定期、人によって大きなバラつきがあります。
例えば、運用歴5年のAさんの場合、「ゼロカットシステム」が採用されたのは即日と、大変スピーディでした。
一方で、運用歴7年のBさんの場合、「ゼロカットシステム」が遂行されたのは3日後。
このように経験やスキルに関係なく、XMの「ゼロカットシステム」のタイミングには若干のタイムラグが存在するようです。
時間はかかっても損失は着実にゼロに戻るので、焦らないことも大切です。
即時の執行させるには追加入金を
とは言え、いつ「ゼロカットシステム」が執行されるのか、モヤモヤするのも嫌なものです。
「確実にすぐに執行させたい!」という場合は、以下の「追加入金」をしてみましょう。
- 口座へ追加で入金
- 口座間での資金移動
- XMポイントを現金化
XMって実際どう?口コミや評判からわかりやすく解説
「追加入金」をしたからと言って、それをマイナス分の補充に使用することはありません。
しっかりマイナス分を「ゼロ」にリセットしたあとに、入金処理をしてくれるので安心です。
XMでゼロカットされなくて困ったときは
追加入金をしてみたけど、「ゼロカットシステム」が執行されない場合は、以下の点を確認しましょう。
①口座の中身をチェックする
「ゼロカットシステム」が施行されるのは、口座の中にある残高がすべてマイナスになっているときです。
口座にまだボーナスなどがあり、たとえ損を出していても口座自体のお金はプラスに転じているときは、ゼロカットシステムは適用されないことになっています。
口座の残高にボーナスを加えて含み益を加えたものがプラスになっていたら、「ゼロカットシステム」の適用外です。
追加入金して数日経ってもゼロカットが適用されないときには、自分の損益をもう一度チェックしてみて「ゼロカットシステムの対象内」なのか確認しておきましょう。
②ルールに沿った取引をしているか
XMで取引する上で、ルールや禁止事項があります。
- XM内で複数の口座を利用し両建て取引をすること
- XMと他の海外業者との口座間での両建て取引をすること
- グループ内での両建て取引をすること
- その他裁定取引ととらえられる行為
- ネットワーク障害や接続遅延を利用した取引
以上の行為を行ったユーザーには、「ゼロカットシステム」は執行されません。
しっかりルールを調べておくことも大切でしょう。
XMのゼロカットについてまとめ
使わない手はない、お得なシステム
「ゼロカットシステム」とは、証拠金以上の損失をXM側が負担し、口座の残高を「ゼロ」にリセットしてくれるシステムです。
「追証」が発生しないので、100万200万といった膨大な借金を背負うリスクも「ゼロ」。
XMでは、最大1000倍のレバレッジでトレードが可能ですが、「ゼロカットシステム」があればハイレバトレードも安心です。
知らないと損!XMのレバレッジについて解説
また、リスクが少なくなる分、「利益を出す」ことに集中できるメリットもあります。
ゼロカットシステム執行のタイミング
XMの「ゼロカットシステム」執行のタイミングは、不定期です。
即時の場合もあれば、何日か時間がかかる場合も。
ですが、XMは「スイスショック」でも全ユーザーのマイナス分を負担し、「ゼロカットシステム」を執行された信頼できる業者です。
理由もなく執行されないということはないので、焦らず冷静に対処しましょう。
すぐに執行をさせたいなら、「追加入金」をすることで即時執行となるので試してみましょう。
ゼロカットシステム適用外に注意
メリットの大きい「ゼロカットシステム」ですが、一部適用外になるケースもあります。
損失は出してしまったけれども、ボーナス額を考えると結果的にプラスになっている場合は、「ゼロカットシステム」を適用することはできません。
また、XMのルールを守らない禁止行為をした場合も「ゼロカットシステム」は適用されないので注意しましょう。